さぁて皆さん、 そろそろお正月気分もぬけて すっかり日常生活の勘も 完全に戻った頃でしょうか? ついでに正月休みで増えた体重も 戻ってると良いんですがね^^ 新年早々の記事でお参りした 源義賢のご縁でその弟に当たる人物の物語 前回の記事で取り上げた筑摩書房の 「古典日本文学全集」の中からもう一冊 今回紹介するのは 「鎮西八郎為朝外伝 椿説弓張月」 原作は江戸時代の 文化4年(1807年)から 文化7年にかけて 「前篇」「後篇」「続篇」「拾遺」 「残篇」と全5篇29冊にわたって刊行された 滝沢(曲亭)馬琴作の戯作 挿絵を葛飾北斎が担当 主人公は源為朝 身の丈七尺といわれる剛の者 保延五(1139)年に 源為義の八男として 生を受けた実在の人物で 保元物語、平家物語、太平記などの 軍記物語をベースに馬琴によって 創作された伝奇物語作品です この筑摩書房の「古典日本文学全集」 第27巻として刊行された「椿説弓張月」は 高藤武馬氏の翻訳で全五編が収録され 訳者による解説と 「馬琴の小説とその当時の実社会」幸田露伴氏 「馬琴と女」真山青果氏 「『椿説弓張月』とその影響」中谷博氏 「『為朝図』について」花田清輝氏 上記4つの文章が寄せられ 要所要所に北斎の手による 当時の挿絵も掲載されてます 文章の感じも読めるかな? これは物語序盤のウワバミと山雄との件 これを彫り物にすると こんな感じ? 史実の英雄為朝が 伊豆大島で死せず琉球へ流転し 琉球王国を再建するという 壮大なストーリー もう少し手軽に読みたければ↓こちらを かわせみの平岩弓枝女史の作です 昭和44年には三島由紀夫氏の脚本によって 歌舞伎化もされてます ↑こちらはその脚本 現在ではそちらの方が有名になっていますが 後に刊行される「南総里見八犬伝」をも 凌駕する馬琴の一大傑作ですよ! 刺青|賽天 - www.psyten.com
by psyten
| 2011-01-10 22:22
| 本棚
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