皆さんは草双紙なんて興味はありますか?
江戸中期から明治初期にかけて出版されていた読み本です ふんだんな挿絵と仮名で書かれた筋書きで構成されています 僕ら刺青師なんてもんを生業をしていると、仕事をする上で肝心の画題の研究が必要になります しかし思った以上に刺青の題材を理解するための出典を読む事が困難なのです 理由は、刺青の基となる錦絵で扱われている題材には現在流通していないものが多くあり、戦前の出版物で旧漢字、旧かな遣いなんてまだ良い方で、最終的には当時のこういった草双紙しかないなんて事になったりします また錦絵自体にも変体仮名で解説やストーリーが余白に刷られているものもあります これを読み解いてみたいと思うのが人情であり、刺青師としての性でもあります そこで登場するのがこの本 丁寧に手取り足取り誘ってくれる事間違いなし 中身をちょっと覗いてみると てな感じで子供でも理解できる内容です 著者のアダム・カバット氏が本書でも書いているように、百年前に多くの人がスラスラ読めたものが現在では研究者しか読めないなんてホントに寂しすぎるではありませんか しかも異国の人に手解きを享けようとは・・・・ でもここはひたすらに敬意を表して習いましょう そして読むのです これはすぐにはちょっと無理めですね このくらいならすぐ読めるようになります 自由自在にって訳にはいかなくっても、少しづつでも理解できる部分が出てくると楽しくなるものです もう少し突っ込んでいきたい人にはくずし字字典 僕はこれを愛用しています 字の見た目から引くことができるので重宝してます 刺青|賽天 - www.psyten.com
by psyten
| 2009-04-07 15:20
| 本棚
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